耐震偽装事件で仕事が減ったから気になる長谷川豊氏とやまもといちろう氏の姉歯物件に関するブログ
元フジテレビアナウンサー長谷川豊氏と、切込隊長ことやまもといちろう氏の姉歯物件に関するブログでのやり取りが耐震偽装事件の影響をモロに受けた僕としては大変気になるわけでして。
始まりは長谷川豊氏のこちらのエントリーでした。
東北沖を震源とした1000年に1度の大災害は日本人のあらゆる思考パターンや文化を変えるに至った。東北が震源地ではあったが、当然、関東地方もかなりの揺れを経験することとなる。しかし、みんなが忘れそうになっていた事実があった。そう。姉歯物件だ。
当時、震度5か6でパターンと倒れると報道された姉歯元1級建築士が設計したマンションは果たしてどうなっているのか?!答えは…ビクともしていなかった。
ビクともしていなかったに食いついたのがやまもといちろう氏です。
逆に、具体名を出すと拙いので伏せるけれども、補強工事をしなかった姉歯物件については、崩落のような問題こそ起こさないものの(はっきりいって、そんなのが起きたら重度問題で、姉歯関係なく所有者の施設管理上の責任を問われる)内部配管の断絶が発生しているものも2件あったんですよね。
補強工事のなされなかった物件についてはビクともしていたそうです。
それでも、ビクともしなかった物件もあると言い張る長谷川豊氏です。
現在も、「補強工事は行われていないものの震災時にビクともしなかった物件」があります。間違いなくあります。少なくとも僕が取材した2012年12月の段階では。やまもとさんならそれくらい、すぐ調べられると思うけどなぁ…。僕が書いたのはそうした物件について、です。実際に「耐震強度」は満たしてないし。当時は叩かれてた対象だったし。すでに補強工事がおこわれて終わった物件について言及してもしょうがないでしょ。そんなの当たり前なんだから。
100棟のうち99棟がビクともしたのに、たった1棟ビクともしなかっただけで「ビクともしなかったじゃないか!」と言い張りそうな勢いです。
さらにやまもといちろう氏からの反論です。
長谷川さんが取材したならお分かりでしょうが、保有水平耐力比の最小値が0.6を下回り重度偽装とされた物件39棟の姉歯物件のうち、少なくとも13棟が取り壊され、22棟が補強工事が施される形となっています。他にも怪しい物件はあるのかもしれませんが、ぶっちゃけいえばすべての物件はメディアがどう報道しようとも被害者がご自身で損害を回復させたり、物件を価値あるものとするために裁判を起こすなどして戦っておられるわけです。
ほとんどの物件で補強や取り壊しが行われているそうです。
そして、長谷川豊氏からの最新エントリー。
今、僕がいろんなエントリーを書いてるのは、あの頃の僕の贖罪って訳じゃないんですが、なんと言うか…罪滅ぼしってのは偉そうなんですが、少しでも僕のエントリーが、多くの視聴者の方のお役に立てればなぁって気持ちで書いてます。皆さんにもそんな感じで読んでいただければと思います。
ところで東日本大震災の時の首都圏の震度ってどの程度だったの?
http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20110311144600.html
震度5強以下です。
震度5か6でバターンと倒れるなら、倒れてたはずです。「バターンと倒れない=ビクともしない」であれば、ビクともしないことになるので、長谷川豊氏のコメントが間違いでないことがわかります。
建て替えや補強がされていない耐震性の低い姉歯物件は何件?
不明です。わかりません。誰か教えてください。
仕事が減ってどうだった?
大変でした。2008年のリーマン・ショックでとどめを刺された感じです。
潰れはしませんでしたが。
最後に
仕事ください。
間取トレースに偽装は一切ありません。
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